器のある旅   備前  2005.6   

備前伊部の旅

2005.5.26(木)〜28(土)の旅
〜母と二人旅 倉敷・備前・神戸〜

   



緑深い山々に囲まれた町
今日は「二入の貸切状態」
静かな静かな伊部の町でした

町には「赤松」の割木が積まれ、
水色の空には煉瓦の煙突、
陶片で作られた土塀、
遠い昔から、土を愛し、器を愛した人がいる町、
これぞ、千年の歴史の有る窯の町「伊部」












伊部の町の小路に入れば、
焼き損じた陶片を重ねたり埋め込んだ土塀が・・・




花が・・・







「黄微堂」さん




木村微風さんの作品があるお店


うかがった日は、年に2回の窯入れの日でした。
なんと幸せなことでしょう。
窯は40度になっていました。

これから・・・
というときでしたが、
女性の方が、丁寧に、色んな説明をしてくださいました。



灰や火の粉がつくる「胡麻」
赤と黒が織りなす「窯変」
備前焼だけがもつ炎の色「緋だすき」
炎の影に残る土の色「牡丹餅」
2つの器が共働してできる「伏せ焼き」

「偶然を計算する」といわれる、
釉薬
のない備前焼は、暖かくて優しいと思う。





工房の様子

運道から煙道まで4つの窯がありました

1回の窯炊きで後ろに見ている赤松をすべて使うそうです。
運道の焚き口からは大割(太い割木)を、
窯横の焚き口からは小割(細い割木)を
くべて13日間の大仕事



地下30mの土を乾かし、すいひして粘土を作っていきます。

たくさんの工程を経て掘り起こされた土は,
「粘土」になっていく。



買い求めた器2つ〜







トマトとルッコラのイタリアンサラダ

なすの煮浸し

ブロッコリーのナッツ和え

大根と水菜の沢庵サラダ    

カブのマリネ

3種の豆とタマネギマリネ


美味しい珈琲に手作りのナッツとフルーツのケーキ、
綺麗な花とハーブが添えられたおもてなし・・・
ゆっくりと美味しい時間でした。
ご馳走様でした。







「陶吉」さん



お手頃な食器がたくさんあります。



「備前玉」





「天保窯」




備前に唯一残る古窯
江戸末期から昭和初期にかけて使われていた






「北大窯跡」






「忌部神社」


祭祀を司っていた忌部氏の祖、陶器の神と火の守護神、
土の神が祀られ、「伊部」の地名の由来となっている


「天津神社」



菅原道真・少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀っている。
備前市の重要文化財



陶器の「七福神」




「おまけ」
〜神戸 三宮の晩御飯〜
「草・葉・根 おはなし。」




ビルの地下にある小さなお店。

カウンターに座ると、
その日のお勧めのお野菜が、目の前に座っている。

新鮮で美味しいお野菜がいっぱい!
珍しいものも、定番のものも、
どれもが元気があって生き生きしている。


シンプルな味付け、野菜の甘みがたっぷり出ていて、
食べていて幸せになる味。

母と二人、感動したお店でした。

近々、東京にも進出予定とか!?
待ち遠しい!!
(=^・^=)


「2000円コース」
@春野菜の和えもの〜あれこれ〜
(ほうれん草お浸し・菊の白和え・切り干し大根)



A菜の花とサーモンの生春巻き

Bオーガニックチキン(ハーブ鶏)のから揚げ

C有機大根の旨煮 あさり庵かけ

D季節の茶碗蒸し(里芋・鶏肉)

E高菜で巻いた五穀米の手ごね飯
F本日の吸い物(マグロ汁)


G薩摩芋のプリン




*追加メニュー

 「ゼブラトマト」


 「朝採れヤングコーン」


「アプリコットリキュール&トニック」